肩こりの人は呼吸が下手??【原因編】

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港区・中央区・千代田区・渋谷区・新宿区 出張パーソナルトレーニング&ストレッチ「姿背屋」 内野航です。

代表 内野 航です

呼吸上手い?下手?

「あなたは呼吸は上手ですか?」と聞かれたとしたらどの様に答えますか?「はいッ!上手です!」と答えられるのであれば問題のないのですが、大抵の方はその様に答えられないはず・・・。と、いうより「えっ!?呼吸に上手い下手があるの?」と思われるでしょうか?

昔から呼吸が下手な人は「肩こり」が多いと言われています。(えっ!聞いたことない?)
マッサージをしても、ストレッチをしても、エクササイズをしても肩こりが改善されない方は呼吸の乱れが原因かもしれません。

今回のブログでは呼吸が原因で起こってしまう「肩こり」のメカニズムを書いていきたいと思います。

呼吸の種類と使う筋肉

なぜ、呼吸が原因で「肩こり」が起こってしまうのか?それを知るには「呼吸の種類」「呼吸で使う筋肉」を理解していないといけません。

呼吸は2種類あります。
①安静時呼吸⇒これは運動や緊張などで呼吸が乱れていない、また意識して強く吐いたり吸ったりしていない通常時の呼吸の事です。(頑張ってしてない呼吸)
<吸う時の筋肉>
横隔膜、外肋間筋
<吐くときの筋肉>
無し。安静時呼吸で吐くときは吸う時に使われた横隔膜、外肋間筋や肺が緩む事によって自然に吐き出されます。

②努力呼吸⇒これは運動や緊張などでハーハーゼーゼーと呼吸が乱れている状態の呼吸。また意識して強く吐いたり吸ったりしている通常時ではない呼吸の事です。(頑張ってやっている呼吸)
<吸う時の筋肉>
横隔膜、外肋間筋に加えて胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋 
<吐くときの筋肉>
内肋間筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋

この2つを見てみるとだいぶ使われている筋肉の数が違いますね・・・。
安静時呼吸で使われる筋肉は横隔膜、外肋間筋。ほぼこの2つでまかなわれます。吐くときは緩むだけだからとっても楽なんです。一方、努力呼吸を見てみると横隔膜、外肋間筋に加え多くの筋肉を使って呼吸を行っています。この違いは何なんでしょうか?

横隔膜=ハラミ

私は焼肉が好きで特に「ハラミ」は良く食べるのですが、この「ハラミ」は前述の「横隔膜」の事。「膜」というと薄いものを想像しますが、しっかりとした「肉」・・いや「筋肉」なのです。

この「横隔膜」は肺と内臓を分けるように肋骨の5番、6番あたりについており、ドーム状の形をしています。この横長ドームのような筋肉が息を吸ったときに収縮してぐっと下がり、それによって肺が拡張して空気が入り込む仕組みになっているんですね。ちなみに横隔膜がしっかりと収縮して、内臓を下に押し込む事によってお腹がポコッと出る「腹式呼吸」が出来るのです。

ハラミが弱いと肩が凝る?

「ハラミ」・・・いや「横隔膜」は筋肉ですので使われていないと他の筋肉と同様、固くなったり、弱くなったりで機能低下を起こします。
前述しましたが、人は安静時呼吸の時、横隔膜と外肋間筋を使って息を吸い込みます。では安静時呼吸でに吸い込む時に「横隔膜」がしっかりと働いていないとどこを使うかというと「努力呼吸」で使われる胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋となってしまいます。これらの筋肉は「努力呼吸」時に呼吸を手伝う「呼吸補助筋」として働くのですが、それ以外では肩を持ちあげたりする働きなどをもっているのです。

横隔膜が上手く働かず、「呼吸補助筋」達が過剰に働き、呼吸を行うたびに肩を上げ下げする事とどうなるか?・・・当然、肩が凝ってしまいますよね?
普段、呼吸は1日20,000回すると言われています。小さい動きとは言え20,000回の肩の上げ下げ・・・考えただけでも肩が凝りそうです・・・。

今回は横隔膜を使って呼吸が上手に行えないと「肩こり」になるメカニズムを書きました。
次回は「肩こり」改善、予防の為に横隔膜がしっかり動かせられる様にする為のエクササイズをご紹介しようと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
このブログが少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

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